キミヅカ ジユンイチ君塚 淳一特任教授Junichi KIMIZUKA
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論文
- 〔主要な業績〕疫病と人種差別:タスキーギ梅毒実験とアフリカ系アメリカ人
君塚淳一, アラバマ州タスキーギでは1932年から1972年までアフリカ系男性に正確な情報を与えずに臨床実験が行われていた。2019年からのコロナウイルス対応の地元住人のワクチン接種への拒否や、この土地のブッカー・T・ワシントンの職業訓練学校の影響など、その背景となる歴史と現代的問題を分析したもの。, 茨城大学教育学部
茨城大学教育学部紀要(人文・社会科学・芸術), 2023年03月31日 - 〔主要な業績〕映像作品Nomadland にみるアメリカ1960年代,―ヒッピーの残像と超絶主義の解放思想-
君塚淳一, 2021年第93回アカデミー賞では6部門でノミネートされ、その結果、「作品賞」、「監督賞」、「主演女優賞」の主要3部門を受賞した映像作品『ノマドランド』(Nomadland,2020)。この作品におけるアメリカが持ち続ける課題を検証し考察した。, 茨城大学
茨城大学教育学部紀要人文, 2022年03月31日 - 〔主要な業績〕アメリカ1890年代―世紀末の苦悩と混乱:この苦悩と混乱の時代をどう読むか
君塚淳一、河内裕二、関根健雄, 筆頭著者, 1890年代アメリカは苦悩と混乱の10年間を、「チャンスや権力を握り昇り詰める者」と「搾取され底辺で這いずり蠢く人たち」という両面からその状況を照射し、世紀末のアメリカの苦悩と混乱を検証した。本論考は2021年6月12日に英米文化学会第164回例会で君塚がシンポジウム企画者と司会者として他の発表者と発表した概説で使用したものを、論文として加筆し分担してまとめたものである。, 茨城大学
茨城大学教育学部人文, 2022年03月31日 - 「ファンタスティックビーストと魔法使い」-初等・中等教育そして高等教育で映像作品お使い方:「1920年代アメリカ」という時代背景を読む」
君塚淳一, 作品に画像で描かれる背景には、多くの歴史的意味が持たされている。それをアメリカ史を学ぶと同時に、ストーリーの人物の感情や多民族アメリカならではの背景知識を、そこから吸収できる題材として映像作品を、教材として扱う方法を考える。, 茨城大学教育学部異文化研究の会
『異文化研究』第2号, 2018年03月31日 - 「異文化と自文化を考えるシンポジウム:異文化と自文化のせめぎあい」
君塚淳一, 茨城大学教育学部 異文化研究の会
『異文化研究』, 2017年03月20日, [査読有り] - 「アメリカ文学、英米文学概論における文学史・文化研究・アメリカ研究を導入した講義」
君塚淳一, 常磐大学教職センター
『教職実践研究』, 2017年03月20日 - MESAシンポジアム特集:自伝・日記・体験記ー記録された体験を現在に接続するーBooker T. Washington 再評価に見る「教育」「産業」「人種」ー闘うより相手の懐に入り込み、油断させいずれは天下をとれー
君塚淳一, 金星堂
『多民族研究』, 2016年03月31日, [査読有り], [招待有り] - 書評 国家が直面してきた人種とジェンダーをアメリカ文学はどう書いてきたか:『ハイブリッド・フィクション:人種と性のアメリカ文学』
君塚淳一
『多民族研究』第8号, 2015年03月31日 - 異人種間結婚とアメリカが抱える様々な課題―シンポジウムに向けて
君塚淳一
『多民族研究』, 2013年03月31日, [査読有り] - 書評 Margaret Mitchell's Gone with the Wind: Bestseller's Odyssey from Atlanta to Hollywood
君塚淳一
『英米文化』第41号, 2011年03月31日 - 書評 歴史と多様性:『グローバリゼーションとアメリカ・アジア太平洋地域』
君塚淳一
『多民族研究』第4号, 2011年03月31日, [査読有り] - 書評 Jonathan Rosen: The Life of the Skies: Birding at the End of Nature
君塚淳一, ユダヤ系アメリカ人作家ジョナサン・ローゼンによる「アメリカ人作家と鳥をテーマに描かれたエッセイの書評である。
英米文化, 2010年03月30日, [査読有り] - 書評 Janna Mamamud Smith: My Father Is a Book ― A Memoir of Bernard Malamud
君塚淳一, 1986年に他界したユダヤ系アメリカ人作家バーナード・マラマッドの娘による伝記の書評である。評者自身が研究者であることからも、マラマッドの作品に作家自身の実体験などがいかに関係しているかをも、分析し評するもの。
英米文化, 2008年03月30日, [査読有り] - "Idiots First"におけるMendel, Issac親子に示されたMalamud の真意
君塚淳一, マラマッドの短編「白痴を先に」に描かれた親子を通して描かれた作家の物質主義批判を、分析した。
『英米文化』第35号 英米文化学会機関誌, 2005年03月30日, [査読有り] - ユダヤ系アメリカ人女性の「選ぶ女性への道」ーBread Givers論ー
英米文化, 1996年, [査読有り] - 『ドュービンの様々な人生』と70年代ユダヤ系アメリカ人の世代と家族
季刊文芸誌PO, 1994年 - Richard Wright における北部-アメリカへの幻滅と黒人への警鐘-
学際研究, 1993年 - ニューヨーク三部作におけるアイデンティティ喪失への危機感-ポール・オースター論
英米文化, 1992年 - 「白人」としてのユダヤ人-Benard Malamud3作における黒人とユダヤ人の描かれ方
学際研究, 1990年 - イノセンス,反逆精神,そして神話-マイケル・ゴールドとライトの接点-
黒人研究, 1987年
MISC
- 書評:大和田俊之著「アメリカ音楽の新しい地図」
君塚淳一
「アメリカ学会会報」No.212, 2023年07月01日
筆頭著者 - 〔主要な業績〕書評 坂野明子著『フィリップ・ロス研究―ヤムルカと星条旗』
君塚淳一
アメリカ文学研究, 2023年03月31日, [査読有り], [招待有り]
筆頭著者 - 〔主要な業績〕「写真家ユージン・スミスとのその背景―ピッツバーグから水俣を結ぶ日立:土地・人・フォトエッセイ」
君塚淳一
『報告書:ユージン・スミスが撮った日立―文学研究者が読み解くフォトエッセイの価値と地域へのまなざし 』, 2023年03月31日, [招待有り] - The Monkees ― British Invasionが生んだ1960年代アメリカン・ポップ・バンドの光と影
君塚淳一
茨城大学教育学部紀要(人文・社会科学・芸術), 2015年03月31日 - 「ガーヴェイとワシントンにとっての大衆・教育・自立」
茨城大学教育学部紀要(人文・社会), 2014年03月31日 - Discussion on Teaching Varieties of English to Students in Japan, who desire to Study Abroad
Hisaka Iimura; Junicho Kimizuka
茨城大学教育実践研究, 2011年11月01日 - 主体性の育成を目指した国際理解のあり方:高等学校英語教育における国際理解教育
赤澤美佳、君塚淳一
茨城大学教育実践研究, 2011年11月 - Tim Burton とアメリカン・ゴシックの伝統―『シザーハンズ』を中心に
君塚淳一
茨城大学教育学部紀要(人文・社会科学・芸術)60号, 2011年 - 小学校英語における課題を考える―フォニックスの効用と課題(1)
君塚淳一、西尾直美、田中智子
茨城大学教育実践研究 29, 2010年 - 英語母語話者を標準モデルとしない伝達能力の有効性について[1]-ALTアンケート調査結果から得られる日本の英語教育における課題ー
金子智香、君塚淳一
茨城大学教育実践研究, 2009年03月30日 - 日本の大学英語教育におけるディスカッションの効果的指導法とは[1]-授業における効果的方法を考えるー
金子智香、君塚淳一
茨城大学教育実践センター紀要, 2008年03月30日 - 日本の大学英語教育におけるリスニングの有効的指導法とはーキーワードの効果について
金子智香、君塚淳一
茨城大学教育学部紀要, 2008年03月30日 - 日本の大学英語教育におけるディスカッションの指導法とは[2]-ディスカッション指導法につながるコミュニケーション活動を考えるー
金子智香、君塚淳一
茨城大学教育実践研究, 2008年03月30日 - ニヒリズムからストイシズムへ:へミングウエイの主人公の男性性(生)
川崎儀一、君塚淳一
茨城大学教育学部紀要56号, 2007年03月31日 - ジョン・ブラウンの屍を超えて:南北戦争とその時代
君塚淳一
科研費による出版, 2007年03月30日 - ハリウッド映画におけるアメリカ先住民:その迫害と差別の歴史『スモーク・シグナルズ』に見るエスニック・アイデンティティ
関根健雄、君塚淳一
茨城大学教育学部紀要54号, 2005年03月31日 - "Silver Crown"における信仰、愛、ドルが示すもの
君塚淳一
茨城大学教育学部紀要54号, 2005年03月30日 - Bernard Malamudにおける闘争ーA New Life再考:S. Levinが闘う意味を再び問う
君塚淳一
茨城大学教育学部紀要(52号), 2003年03月30日 - 誰が「ユダヤ鳥」を殺したか? -寓話と現実を結ぶもの-
明星英米文学, 2001年 - Pictures of Fidelmanにおける<パロディ>と<入れ替え>の仕組み
茨城大学教育学部紀要, 2001年 - 現代ユダヤ系作家と多文化主義アメリカ-Paul Auster, Leviathanをめぐって-
青山学院女子短期大学「総合文化研究所年報」, 2001年 - 処女作The Naturalの再考-作品に見られるMalamud文学の原型と時代性-
明星英米文学, 1995年 - アメリカ合衆国とアフリカ系アメリカ人(2)
中国短期大学紀要, 1995年 - The Tenants論 "All men are not Jews"-The Tenantsにおけるユダヤ人と黒人の構図-
明星英米文学, 1994年 - アメリカ合衆国とアフリカ系アメリカ人(1)
中国短期大学紀要, 1994年 - ポール・オースターにおける「存在」-"Portrait of an Invisible Man"とアイデンティティの構築-
明星大学大学院『英米文学』, 1994年 - ユダヤ人Yozipと試練とアイデンティティの覚醒 -The People 試論-
明星英米文学, 1991年 - 現代アメリカ文学を生む諸状況
君塚淳一
明星英米文学5号, 1990年03月30日 - "late bloomer"と死のイメージ-Bernard Malamud論
明星英米文学, 1990年 - The Rise of David Levinsky におけるユダヤ性と世俗性-Abraham Cahan試論
明星英米文学, 1989年 - The Assistant におけるmendacity の扱われ方-Bernard Malamud試論
明星英米文学, 1988年 - Dubin's Lives におけるユダヤ性の危機-Bernard Malamud試論
明星英米文学, 1986年
書籍等出版物
- 〔主要な業績〕『だから映画はおもしろい:アメリカ映画とエスニシティ』
君塚淳一, 共編者(共編著者)
金星堂, 2024年02月29日, [査読有り]
9784764712317 - 〔主要な業績〕編著「シドニー・ポワチエの活躍―存在という抵抗―映画と人種問題」『アメリカ1960年代ー抵抗の時代とにおける大衆文化と政治』
君塚淳一(編著者), 分担執筆
株式会社 国際文献社, 2021年10月20日, [査読有り]
9784902590982 - 「バーナード・マラマッド『アシスタント』の「苦悩」を再考する」,『エスニシティと物語―複眼的文学論』
君塚淳一, 共編者(共編著者)
金星堂, 2019年03月31日, [査読有り]
9784764711952 - 「1920年代ハーレムルネッサンスのアフリカ系アメリカ人作家たちと出版事情」『読者ネットワークの拡大と文学環境の変化』
君塚淳一, 共著
音羽書房鶴見書店, 2017年05月31日
9784755302978 - 「ユダヤ系アメリカ人と既製服産業―古着販売からアメリカの象徴ジーンズへ」『衣装が語るアメリカ文学』
君塚淳一, 共著
金星堂, 2017年03月31日
9784764711723 - 「マーカス・ガーヴェイとハーレム・ルネッサンスの黒人たち―その反目の裏表ー」
君塚淳一
茨城大学教育学部 研究課題番号 24520269, 2017年03月20日 - 『ジョン・ブラウンの屍を超えてー南北戦争とその時代』
共編者(共編著者)
金星堂, 2016年03月25日
9784764711549 - 『エスニック研究のフロンティア』
多民族研究学会編, 単著
金星堂書店, 2014年03月31日 - 亡霊のアメリカ文学:豊穣なる空間
単著
国文社, 2012年08月31日 - 『バード・イメージ:鳥のアメリカ文学』
松本昇ほか編, 共著
金星堂書店, 2010年04月30日 - 『ハーストン、ウォーカー、モリスン―アフリカ系アメリカ人女性作家をつなぐ点と線』
松本昇・君塚淳一・鵜殿えりか編, 共著
南雲堂フェニックス, 2007年10月20日
9784888963947 - 1960年代アメリカの群像
菊池重雄、佐藤成男、君塚淳一、吉原玲子, 単著
大学教育出版, 2006年12月20日
9784887307377 - アフリカ系アメリカ人ハンディ事典
松本昇、三石庸子、君塚淳一他編著, 単著
南雲堂フェニックス, 2006年12月15日
4888963819 - 『越境・周縁・ディアスポラ―三つのアメリカ文学』
松本昇、広瀬佳司他編, 共著
南雲堂フェニックス, 2005年04月01日 - アメリカ1920年代―ローリング・トウエンティの光と影
君塚淳一監修著, 監修
金星堂書店, 2004年05月01日
4764709740 - 日米映像文学に見る家族
共著
金星堂, 2002年03月 - 日米映像文学に見る家族
金星堂, 2002年 - 日米映像文学は戦争をどう見たか
金星堂, 2002年 - 『現代アメリカ小説(]G0002[)』
彩流社, 2001年 - 『記憶のポリティックスーアメリカ文学における記憶』
南雲堂フェニックス, 2001年 - 記憶と移動のダイナミズム
大学教育出版, 2001年 - 『ホロコーストとユダヤ系文学』
大阪教育図書, 2000年 - 『アメリカン・ポップ・カルチャー60年代を彩る偉人たち』
大学教育出版, 1999年 - アメリカ映像文学に見る少数民族
大阪教育図書, 1998年 - 映像文学にみるアメリカ
紀伊國屋書店, 1998年 - ユダヤ系アメリカ短編の時空
北星堂書店, 1997年 - たたかう性
一葉社, 1997年 - 現代アメリカ小説
彩流社, 1997年 - 英語科教育の理論と実践ー英語科教育法《学習指導編》
現代教育社, 1996年 - アメリカ短編小説を読み直すー移民・家庭・女性
北星堂書店, 1996年 - アメリカの対抗文化-60年代で知る米全土の地穀変動
大阪教育図書, 1995年 - アメリカのアンチドリーマーたち
北星堂書店, 1995年 - 英会話・あなたは狙われている-危険・被害・殺人から身を守る英語表現と自己防衛の仕方(共著)
南雲堂フェニックス, 1993年
講演・口頭発表等
- 〔主要な業績〕写真家ユージン・スミスのレンズが写すヒューマニズムと抵抗ー描き出された矛盾というネガとポジー
君塚淳一
英米文化学会 第41回大会, 2023年09月03日, 英米文化学会
20230902, 20230903 - 〔主要な業績〕ラウンドテーブル「疫病と多民族」:「差別が引き起こす感染症の人体実験―タスキギーの地で」
君塚淳一
多民族研究学会大会, 2021年12月, 多民族研究学会, [招待有り]
20211218 - 〔主要な業績〕シンポジウム「アメリカ1890年代:世紀末の苦悩と混乱―昇り詰める者たちと這いずり蠢く人たち」(企画者兼発表者)
君塚淳一(企画者兼発表者)、河内裕二、関根健雄(発表者)
英米文化学会, 2021年12月26日, [招待有り]
20210621 - 「The Monkees―British Invasionが生んだ1960年代アメリカン・ポップ・バンドの光と影」
ポップカルチャー学会第48回例会, 2013年12月21日, ポップカルチャー学会 - 「ガーヴェイとワシントンにとっての大衆・教育・自立」
アメリカ1920年代の黒人指導者マーカス・ガーヴェイと、同じくそれ以前の指導者ブッカ―・T・ワシントンの関連を、昨今のワシントン再評価の中で探る。
英米文化学会第142回例会, 2013年11月09日, 英米文化学会 - 「ジョン・ブラウンの屍を超えて:南北戦争とその時代」
君塚淳一
九州アメリカ文学会, 2007年05月13日 - In Her Shoesにおける《伝統からの脱却》と《新たなる家族の形》-現代ユダヤ系女性作家Jeniffer Weiner の挑戦
君塚淳一
英米文化学会121回例会, 2006年11月11日 - 現代ユダヤ系アメリカ人作家と多民族国家アメリカ
君塚淳一
多民族研究学会, 2006年07月22日
Works(作品等)
- 『ホロコーストとトラウマ』シンポジウム
2001年, その他 - シンポジウム・ロ口頭発表┣DBPicture Fidelman(/)-┫DBにおけるパロディと入れ替えの仕組み
1999年, その他 - 風と共に去りぬ(英文テキスト)
1996年, その他 - 現代アメリカ文学のアンチ・ドリーマたち
1994年, その他 - 地球ってこんなにおもしろい
1994年, その他 - ホロコーストの子供たち(大学英語教材)北星堂出版
1993年, その他 - アンジア・イージアスカ:『パンをくれる人』論 (口頭発表)
1993年, その他 - B.Malamudにおける生(性)・老い・死-S.LevinからW.Dubinへ
1993年, その他 - アンチヒーロー・民族性・笑い (シンポジウム)
1993年, その他 - ユダヤ系アメリカ文学傑作選 (大学テキスト)
1992年, その他 - 日本文学の中の黒人 (口頭発表)
1991年, その他 - アイデンティティ喪失への危機感-Paul Auster論
1991年, その他 - ユダヤ系アメリカ作家選集(大学テキスト)
1990年, その他 - Bernard Malamud論-後期作品に見られるペシミズム (口頭発表)
1989年, その他