
イシイ ジユンイチ石井 純一特任教授Junichi Ishii
■研究者基本情報
研究分野
経歴
- 2022年04月 - 現在, 茨城大学, 全学教職センター, 特任教授
- 2019年04月 - 2022年03月, 茨城県立水戸第二高等学校, 校長
- 2017年04月 - 2019年03月, 茨城県教育庁, 学校教育部高校教育課, 課長
- 2016年04月 - 2017年03月, 茨城県立小瀬高等学校, 校長
- 2014年04月 - 2016年03月, 茨城県教育庁, 学校教育部高校教育課, 副参事
- 2013年04月 - 2014年03月, 茨城県教育庁, 高校教育課, 指導担当課長補佐
- 2012年04月 - 2013年03月, 茨城県立笠間高等学校, 教頭
- 2011年04月 - 2012年03月, 茨城県教育庁, 高校教育課, 主任指導主事
- 2004年04月 - 2011年03月, 茨城県教育庁, 高校教育課, 指導主事
- 1997年04月 - 2004年03月, 茨城県立太田第一高等学校, 教諭
- 1987年04月 - 1997年03月, 茨城県立水戸農業高等学校, 教諭
委員歴
研究者からのメッセージ
(研究者からのメッセージ)
公立高等学校の教員を35年、その間、教育行政に13年間携わっておりました。教育委員会在籍中は、教育課程、教員研修、道徳教育、キャリア教育などを担当しておりました。また、国語科教師として、指導と評価の一体を念頭に指導にあたっておりました。国立教育政策研究所が作成した「評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料」策定に加わりました。現在は、解釈に偏らない古典教育についての教科指導の在り方と生徒指導や教科指導のバランスの取れた教師育成法について研究しています。
■研究活動情報
論文
- 〔主要な業績〕初等教育におめる道徳教育について,ー生涯にわたる力となる基礎を養うー
石井純一, 筆頭著者, 道徳教育は、子どもたちが、人生をより良く生きる基盤を作るための「道徳性」を養うものである。集団における場合、個人の場合、そのどの場合においても、より良く生きるためにはある程度の「道徳性」を身に付けた上で、他者との意見交流などを通して調整することが重要であり、特別な教科道徳においても、それが期待されているはずである。その期待どおりの教科化が進んでいるのかを検討し、そのうえで、教科道徳で身に付けるべき、生涯にわたって使える力とはどのようなものかを考察する。, 常磐大学教職センター
教職実践研究, 2024年03月20日, [査読有り] - 〔主要な業績〕これからの時代における職業指導に関する一考察,ー教科指導と連動させた進路指導とキャリア教育を中心にー
石井純一, 筆頭著者, 社会に貢献する職業人を育成するという点においては、専門高校等と普通高校はその目指すべきゴールは同一である。しかし、これまでは細かいところをことさらつまびらかにして、異なるもののように意識されてきたように考える。本当にそのような意識でよいのかと、専門高校と普通高校の両校に勤務した経験から、生徒たち自身が幸福な人生を追求するという命題の前では、大きな違いはないのではないか、それよりお互いの利点を、相互にうまく活用しながら指導することが、彼らにとっては有益なのではないかと考えるようになった。折しも、学習指導要領の改訂に伴い、これから目指すべき方向性が明示された。このことを踏まえつつ、そもそも職業指導とは、どのようなものであり、日本の発展にどのように関わってきたのかを明らかにし、その後、既存の進路指導やキャリア教育にどのような影響を与えてきたのかについて言及していく。そのうえで、これからの時代における職業指導及び進路指導、キャリア教育について彼らを主役にした形で効果的に実践するためにはどのようにあるべきかを提案していく。併せて、今般の学習指導要領改訂において、改訂された総合的な探究の時間を効果的に用いることも視野に入れて、職業指導について論究する。結論として、教科指導においても、職業指導と関連させるような指導が重要であることについて論究する。, 茨城大学全学教職センター
茨城大学全学教職センター研究論集, 2024年03月14日 - 総合的な探究の時間についての考察ー教科の学びを効果的に変えるー
石井純一, 高等学校における「総合的な学習の時間」は、学習指導要領の改訂に伴い「総合的な探究の時間」へと名称が変更された。変更するには、それだけの意味があり、「総合的な探究の時間」の実施を核に、各学校における学びの質的変化を期待していることがうかがえる。また、高等学校在学中に成人年齢に達することや、選挙権を得るものが出てくることを考えると、子どもたちが身に付けるべき資質・能力は、小学校・中学校で獲得してきた資質・能力をブラッシュアップさせることが求められている。本研究では、名称変更の意味を確認することを通して、総合的な探究の時間を核に各学校の教育目標と各学校が子どもたちに身に付けさせる資質・能力が、各教科・科目と総合的な探究の時,間を連動させることで、より効果的に実践していく方法について明確にしていく。
茨城大学教育実践研究, 2023年10月23日 - 小・中学校の連携による道徳教育の可能性,―A県B市の小中一貫教育校の事例を中心として ―
石井純一・小川哲哉, 筆頭著者, 「特別の教科 道徳」は,2018(平成30)年4月から学習指導要領の一部改訂により教科として全国の小学校で教えられるようになった。従来までは週1回の教科外活動として設けられていた「道徳の時間」が,「特別の教科」の道徳科として位置付けられたことで,小学校では 2018(平成30)年度から,中学校では 2019(平成31)年度から教科として全面実施されるに至ったのである。ところで,道徳の教科化に至った背景には,2010 年代にいじめを苦にして自ら命を絶つ事件の影響があると言ってよいだろう。こうしたいじめ問題が報道され社会に衝撃を与えたことを踏まえ,「いじめに正面から向き合う『考え,議論する道徳』への転換に向けて」について(2016 年 11 月 18 日)」文部科学大臣によるメッセージが発信された。このメッセージから,「特別の教科 道徳」の充実が,いじめの防止に向けて大変重要であると認識されたのである。道徳の教科化による「考える道徳」「議論する道徳」の実現に向けて,小・中学校が連携した教育を取り組むことで,いかに効果的な道徳教育が可能となり得るか,さらには,今日の小中一貫教育の道徳教育実践について,その実践事例を踏まえた教育的意義を見いだすことが可能となろう。, 茨城大学全学教職センター
全学教職センター研究報告(2021), 2021年12月15日, [査読有り] - 教員向けコンプライアンス研修の意義と校長の役割
筆頭著者, 公教育とは何かを明らかにすることから、教育界におけるコンプライアンスとはどのようなことなのかを考察、その必要性をあらためて実証した。そのうえで、教育現場においてコンプライアンスが問われる事例に絞り、その個々の場面において校長が果たすべき役割を明確にした。
茨城大学教育実践研究, 2021年10月, [査読有り] - 日本語学
富山哲也・笠井正信・西辻正副, 責任著者, 主体的に子どもたちが学ぶためには、言語活動を用いて学習指導要領指導事項を指導することが有効であることを論究。, 明治書院
2012年04月, [査読有り] - アクティブ・ラーニングと道徳教育 : 道徳教育と国語教育の連関性
石井純一・小川哲哉, 高等学校国語科の代表的教材である「舞姫」を取り上げ、従来の文学鑑賞的な学習方法ではなく、「主体的、対話的、深い学び」へ誘う指導法を試行し、実践的な検証を大学生対象に行い、道徳教育と国語教育の連関性について考察した。
茨城大学教育実践研究35, 2011年10月
書籍等出版物
講演・口頭発表等
- 教育について考える
石井純一
茨城県立那珂高等学校進路講演会, 2024年12月03日, [招待有り] - 「個別最適な学び」と「協働的な学び」 ~あなたの未来を創る学びへ~
石井純一
茨城県立水戸桜ノ牧高等学校進路講演会, 2024年11月05日, [招待有り] - 「学ぶことの意義」~ほんものの学びそして学問の世界へ ~
石井純一
茨城県立土浦湖北高等学校総合的な探究の時間, 2024年09月26日, [招待有り] - コンプライアンス研修
石井純一
茨城県立結城第二高等学校職員研修, 2024年09月25日, [招待有り] - 「地域魅力発信のためのICT教育講座」 ~効果的なプレゼンテーションを行う ~
石井純一
茨城県立太田西山高等学校ICT講座, 2024年09月24日, [招待有り] - 「総合的な探究の時間における学び」とは ~ほんものの学びそして学問の世界へ ~
石井純一
"Learning in Comprehensive Inquiry Time" ~Towards Genuine Learning and the World of Academia~, 2024年09月20日, [招待有り] - 生涯学び続けるとは 大学等での学びから
石井純一
茨城県立学校副校長・教頭会, 2024年05月21日, [招待有り] - 幼児期に育む学びのベース
石井純一
文化学園リリー幼稚園保護者会, 2024年05月17日, [招待有り] - 「総合的な探究の時間における学びとは ~ほんものの学びそして学問の世界へ~
石井純一
茨城県立藤代高等学校総合的な探究の時間, 2024年04月25日, [招待有り] - 「主体的・対話的で深い学び」とはどのような学びか
石井純一
茨城大学全学教職センター高大接続事業, 2024年03月11日 - 子どもたちのための安全指導・緊急時対応
石井純一
放課後子ども総合プラン担当者会議, 2024年01月17日, [招待有り] - 〔主要な業績〕学びが学校を変革する~大学で学んだこと~
石井純一
茨城県立土浦第三高等学校職員研修, 2023年09月01日, 茨城県立土浦第三高等学校, [招待有り] - 〔主要な業績〕将来に向けて今身に付けておくべき資質と能力,~保護者にできること・してはいけないこと~
石井純一
茨城県立麻生高等学校PTA講演会, 2023年05月13日, 茨城県立麻生高等学校PTA, [招待有り] - 〔主要な業績〕第3回高校学びフォーラム
第3回学びフォーラム~探究的な学習から生徒主体の学習を考える~, 2022年10月30日, 桐蔭横浜大学・桐蔭学園, [招待有り] - 〔主要な業績〕高等学校から見た短期大学の魅力
石井純一
教職協働ワークショップ, 2022年09月08日, 拓殖大学北海道短期大学, [招待有り] - 国語の魅力~国語が紡ぐ学び~
文化学園リリーベール小学校PTA講演会, 2022年05月, 文化学園リリーベール小学校父母の会, [招待有り]