「健康優良児表彰事業」にみる健康概念とその特質
瀧澤利行, 筆頭著者
障害史研究, 2025年03月, ［査読有り］
近代学校衛生と保養思想 : 休養から鍛錬への軌跡瀧澤 利行, 本稿は、障害児教育、とりわけ病弱・虚弱児教育や知的障害児教育と深く関係しながら展開してきた学校衛生の普及過程における学童の「保養」に関する思想と実践を検討することによって、近代の学校教育の展開に際していち早く教育の機会均等を想定した実践としての学校衛生の思想形成と実践の過程で、健康障害をどのように同化しようと試みたかを検討することを目的とする。一般的な意味で社会的な観点から衛生的な配慮がなされた時期は、18世紀末以降である。大衆の健康、特に子どもの健康を保護し増進することは、社会共通の利益として考えられるようになった。その観点から、西欧社会で学校の環境整備と児童の健康管理を中心としてschool hygiene, Schulhygieneの概念が成立してくる。19世紀後半より、生活困難者・就学困難者への保健福祉的配慮としての学校衛生が徐々に組織化されていった。日本においても、近代的な学校教育制度の成立とともに、就学に際しての健康上の課題に対応するため、西欧学校衛生思想に依拠した学校衛生の思想と実践が19世紀から20世紀初頭にかけて普及した。この過程で、学校教育における病弱児・虚弱児への衛生的対応として、「保養」を休養・療養の内包を含むものとしてとらえ、これを具体的に展開していく動向が生じてくる。フェリーエンコロニー（Ferienkolonie）としてスイスやドイツを中心に普及していた児童の保養活動を、日本では休暇聚落などと呼称して、種々の形態をとりながら、展開していった。こうした近代日本の学校衛生活動の一環としての保養活動は、主として軽度の健康障害をもった児童生徒を短時間で通常教育に復帰させることを目標としたもので、身心の休養に重点をおきつつも、衛生訓練を必須の活動として内包しており、児童生徒の生活を規範化する側面を有していた。これが「遅れてきた社会国家」の方策としての日本の学校における保養活動が有する一つの特徴であった。, 障害史研究会
障害史研究, 2024年03月22日
外国人児童生徒等に対する校内連携における教員の意識 -茨城県内の小中学校教員への質問紙調査から-
木嶋葉子,石原研治,渡邊雅彦,竹下智美,瀧澤利行, ラスト(シニア)オーサー, 一般社団法人日本学校保健学会
学校保健研究, 2023年07月20日, ［査読有り］
近代日本における「保養」概念の形成と展開
瀧澤利行, 筆頭著者, 近代日本における保養概念の形成と展開について、前近代以前の概念形成過程から、明治以降の衛生概念の普及や労働衛生的観点からの休養、学校衛生における病弱養護、結核保養などの諸相からその内容の多様性と思想的課題を抽出した。, 障害史研究会
障害史研究, 2023年03月31日, ［査読有り］
学校保健安全法にもとづく安全管理と安全教育の展開
瀧澤利行, 筆頭著者, 学校保健安全法にもとづく安全管理と安全教育の展開について、リスク社会論の立場から理論的背景の変遷と現状における論点を論述した。, 杏林書院
保健の科学, 2023年03月01日, ［招待有り］
学校でのアレルギー疾患に関する取り組みについての調査
石原研治、鈴木美香、寺門遼香、福田珠巳、岩本里美、金子和子、石川雅世、瀧澤利行, ラスト(シニア)オーサー
茨城大学教育学部紀要（教育科学）, 2023年03月
アレルギー疾患の理解を深めるための事例の作成と教職大学院での展開石原; 研治; 鈴木; 美香; 寺門; 遼香; 福田; 珠巳; 瀧澤; 利行, ラスト(シニア)オーサー, 茨城大学教育学部
教育学部紀要（教育科学） = Bullentin of the Colledge of Education Ibaraki University (Educational Sciences), 2023年01月31日
児童相談所一時保護所にて入所経験のある児童生徒と養護教諭の関わり
日本語; 渡辺梨紗子、古池雄治、廣原紀恵、瀧澤利行, ラスト(シニア)オーサー, 保護所入所経験のある児童生徒の学校における現状と認識を明らかにし、養護教諭によるより適切な支援方法を考察した。, 茨城大学教育学部
茨城大学教育学部紀要（教育科学）, 2021年01月
学校保健における原理・思想研究の意義と課題
瀧澤利行, 学校保健研究における原理的研究・思想研究の概念とその重要性について、解釈学的方法に言及しつつ、公衆衛生的学校保健思想、教育学的学校保健思想、ヘルスプロモーション的学校保健思想の研究視角についてその特徴を論じた。, 日本学校保健学会
学校保健研究, 2020年08月20日, ［招待有り］
学校保健の原理・歴史研究総論 ―原理・歴史研究は現実の何に役に立つか―
瀧澤利行, 学校保健学研究における原理・思想・歴史研究の意義とその方法論の基本的理論としての史料論や史料批判の進め方を論述した。, 日本学校保健学会
学校保健研究, 2020年04月20日, ［招待有り］
日本における養生論の文化
瀧澤利行, 障害史研究会
障害史研究, 2020年03月31日, ［査読有り］, ［招待有り］
日本における学校保健の変遷と今後の展望
瀧澤利行, 医学書院
公衆衛生, 2019年06月15日, ［査読有り］, ［招待有り］
研究デザインと研究方法 ―在宅ケアの研究に取り組むための基本的姿勢―
瀧澤利行, 一般社団法人日本在宅ケア学会22ページ
日本在宅ケア学会誌, 2019年03月31日, ［招待有り］
学校保健安全活動における実践倫理的課題 学習権保障と健康権保障の関係から
瀧澤利行, 日常的な学校保健安全活動に内在する実践的な倫理課題（運動部活動、小学校における携行品の重量など）の現状とそれに対応するための「教育保健」的倫理のあり方を論じた。, 医学書院
公衆衛生, 2019年03月15日, ［招待有り］
知識基盤社会を生き抜く保健の知識とは何か ―身に付けるべき保健の知識を中心とした視点から―
瀧澤利行, 一般社団法人日本学校保健学会
学校保健研究, 2019年02月20日, ［招待有り］
在宅ケア研究における研究倫理の原則
瀧澤利行, 一般社団法人日本在宅ケア学会
日本在宅ケア学会誌, 2018年09月, ［招待有り］
近代日本の学校教育における福祉的機能と人間形成
瀧澤利行, 國學院大學文学部教育学研究室
國學院大學教育学研究室紀要, 2018年02月20日, ［査読有り］
再生医療に関する高校生の意識調査石原 研治; 柴田 有沙; 鏑木 瞳; 瀧澤 利行; ISHIHARA Kenji; SHIBATA Arisa; KABURAKI Hitomi; TAKIZAWA Toshiyuki, 茨城大学教育学部
茨城大学教育学部紀要. 教育科学, 2018年01月30日,
［査読有り］ 大学生のアパシー傾向の実態と生活習慣との関連山川 希望; 瀧澤 利行; 松坂 晃; 布施 泰子; YAMAKAWA Nozomi; TAKIZAWA Toshiyuki; MATSUZAKA Akira; FUSE Yasuko; NAGASE Yasuko, 茨城大学教育学部
茨城大学教育学部紀要. 教育科学, 2017年03月,
［査読有り］ 中・高校生の理解促進を指向した再生医療通信『懸け橋』の発行石原研治,佐藤公美,野口遥,山口千恵子,大沼守正,佐藤隆,和田濱裕之,川上雅弘,瀧澤利行, 茨城大学附属教育実践総合センター
茨城大学教育実践研究, 2016年11月
Recognition of, interest in, and understanding of induced pluripotent stem cells and regenerative medicine in Japanese students.. Regen Ther. 5, 96-106 2016/09
Ishihara K; Ichinomiya A; Inami M; Hashimoto T; Yuzawa R; Ishizu M; Hirohara T; Yashiro Y; Takizawa T, The Japanese Society for Regenerative Medicine
Regenerative Therapy, 2016年09月10日, ［査読有り］
Japanese university students' views on lesbian, gay, bisexual, and transgender individuals based on previous encounters
Nasa Ikuta; Yuji Koike; Naoko Aoyagi; Akira Matsuzaka; Kenji Ishihara; Toshie Hirohara; Fukumi Saito; Toshiyuki Takizawa
International Journal of Adolescent Medicine and Health, 2016年04月, ［査読有り］
Prevalence of lesbian, gay, bisexual, and transgender among Japanese university students: a single institution surveyNasa Ikuta; Yuji Koike; Naoko Aoyagi; Akira Matsuzaka; Yasuko Fuse-Nagase; Kazuhiro Kogawa; Toshiyuki Takizawa, Objective: To elucidate the prevalence of lesbian, gay, bisexual, and transgender (LGBT) among Japanese youth, we conducted a survey research that targeted university students. Materials and methods: Participants were first-year students (n=1597) at Ibaraki University, Japan (Phase 1 study) or second- to fourth-year students (n=944) at the university who were randomly preferred in the survey (Phase 2 study). Surveys measured gender identity and sexual orientation, partly using the gender identity scale (GIS). Results: The prevalence of LGBT youth among university students were 2.7%, 0.5%, 5.3%, and 0.8% (Phase 1 study) or 1.4% (Phase 2 study), respectively. The GIS scores of the transgender group were significantly lower than those of the female, male, and LGB groups (p<
0.01). Discussion: This is the first to clarify the prevalence of LGBT among youth in Japan. It has been suggested that such individuals in Japan, as in other countries, are at risk for physical and mental health concerns, thereby necessitating social and medical intervention. Further investigation in these areas will be needed., Walter de Gruyter GmbH
International Journal of Adolescent Medicine and Health, 2016年04月,
［査読有り］ 教育学における教育保健論の系譜
瀧澤利行, 近代以降日本に紹介された西欧の教育学説および日本の明治期から昭和戦前期までの教育学理論における学校保健および教育衛生学（教育保健学）的論究の系譜を理論的に概説し，その特徴を分析した。, 日本教育保健学会
日本教育保健学会年報, 2016年03月21日, ［査読有り］
明治期健康思想と社会・国家意識瀧澤利行, 明治期における健康思想の展開を、近世以前の養生思想から近代的な衛生思想への転換ととらえつつ、相互に両者の要素を含有していた状態から、次第に社会進化論・社会ダーウィニズムの影響を受けて、国家有機体説に依拠する衛生思想へと変容していく過程を分析した。, 日本医史学会
日本医史学雑誌, 2013年03月20日,
［査読有り］ Asian Ideas on Health Promotion and Education from Historical Perspectives of the Theory of Yojo as an Interface of Health, Self, and SocietyToshiyuki Takizawa, Human health is a phenomenon of cultural and historical action and reaction with nature. Every society has its own system of health care that is reflected by its history and culture. In Asian societies there are three notional and cultural bases of human health preservation: Indian medical thought, Chinese medical thought, and Islamic medical thought. In Asian culture the idea of health is generally based on the recognition that human beings and nature exist in harmony. Asian medical thought aims at acquiring a power of self-preservation or adjustment, which strives to restore any disturbance within the constitution or state of individuals. More fundamentally, Asian health thoughts and practices include a process of self-cultivation. Such ideas are confirmed through the development of social and cultural aspects of each society. Influential religions in Asian societies, e.g., Hinduism, Buddhism, Confucianism, and Taoism, involve a culture of self-awareness and self-evolution. Under these religious doctrines, people increasingly tend toward restraint of materialistic desire, living with an attitude of self-cultivation, leading eventually to the establishment of self-fulfillment and dignity. A typical case exists in the historical and cultural philosophy of health in Japan through the evolution of the concept of Yojo (meaning regimen or diet). This chapter intends to clarify the structure of Yojo from the historical viewpoint of health promotion and education., SPRINGER
ASIAN PERSPECTIVES AND EVIDENCE ON HEALTH PROMOTION AND EDUCATION, 2011年,
［査読有り］ 近代日本における公衆衛生・労働衛生思想における体力観
瀧澤利行
スポーツ社会学研究, 2009年03月20日, ［査読有り］
ケアの実践・研究と倫理的課題
瀧澤利行
日本在宅ケア学会誌, 2008年03月31日, ［査読有り］
ケアの思想と自己決定の思想 ―その相補性と相剋性―
瀧澤利行
生活指導研究, 2007年10月15日, ［査読有り］
保健の知の多様性 ―知の様式の転換に向けて―
瀧澤利行, 思想界における「臨床の知」の盛況において、従来の「暗黙知」と「臨床の知」を比較しながら、保健の知のあり方を知の様式の転換過程において論じたものである。, 大修館書店
体育科教育, 2007年08月01日, ［招待有り］
生活指導研究の課題とその方向性 ―生活指導研究の学際性の再検討―
瀧澤利行
生活指導研究, 2006年10月15日, ［査読有り］
学校保健活動における保健師のニーズ
瀧澤利行, 特集「これからの保健師」の第4部「学校保健と保健師」において、保健師が学校保健組織活動や学校保健教育において、ヘルスプロモーションの観点から重要な役割を果たすことを論じた。, 日本評論社
からだの科学, 2006年09月30日, ［招待有り］
学校保健と特別な教育的ニーズ－その共通基盤と固有性
SNEジャーナル, 2005年09月, ［査読有り］
近世地方藩医における文化活動と医師の教養形成―土浦藩医辻元順を例として―
瀧澤利行
日本医史学雑誌, 2005年04月20日, ［査読有り］
身体と自己形成からみた公共性 ―生活指導における公共性の布置―
瀧澤利行
生活指導研究, 2004年09月30日, ［査読有り］
学校における「ケア」の役割と課題
瀧澤利行, 日本学校保健学会
学校保健研究, 2002年02月20日, ［招待有り］
自己学習に活用できる「疑似生活体験型健康ゲーム」の開発菊田 文夫; 深谷 計子; 瀧澤 利行; 舟生 日出男; 加藤 浩; 永岡 慶三, 本研究は, 学部学生を対象とした授業の中で, 受講生が日常生活習慣改善のための意思決定の重要性を自己学習できるような, そして, その重要性に関する討論に活用することを意図した「疑似生活体験型健康ゲーム」のコンテンツ制作に必要とされる素材を系統的に収集し整理することを目的とする。そのために, ブレインストーミングとKJ法を用いて, 健康行動を阻害する要因の抽出を試みた。さらに, ゲームのストーリーをどのような展開にするのか, ゲームの主人公にどのような質問をさせて, その結果をどのように反映させるのか, について, 具体的に考えていくために, グループウェア「あんどうくん」を用いて, ゲームのコンテンツマップを試作した。, 一般社団法人電子情報通信学会
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学, 2002年01月18日,
［査読有り］ Recognition of Environment through Yojo in Japan-From the Edo to Meiji Period-
Medicine and The History of the Body, 1999年10月, ［査読有り］
「健康文化」概念の形成とその特質Toshiyuki Takizawa, Toward the 21st century, subjects and methods of hygiene and public health will be specialized and subdivided. However, practical approaches to human health need an integrated method focusing to a structure of human life. Under these circumstances, the concept of 'health culture' becomes prevalent. The role of hygiene related to the improvement of life style, the development of re-cycle system, and fulfillment of a barrier-free system focussed on the handicapped and the elderly have become increasingly important. Therefore, an increase in the recognition to the concept of 'health culture' is essential to the research of hygiene. The purpose of this paper is to make a historical and theoretical analysis of 'health culture', in order to promote it as the leading concept of all activities concerned with health in the 21th century. The methods of this paper are mainly historical and theoretical review. 'Health culture' was introduced in American and European societies a hundred years ago. Health culture in the USA involves knowledge and skills applied to actual daily life, refracting pragmatism as the ideal feature of American society. In Germany, the concept of 'Hyginishe Kultur' was established at the field of social hygiene by Grotjahn and by Fischer in the early 20th century. This concept recognized the importance of the development of culture and independence of life in labour based on the evolution of the concept of 'Hygienishe Kultur'. In Japan, under the influence of German social hygiene, the social hygienic theory flourished. A social hygienist, Tetsuo Hoshino used the term 'hygienic culture' in the context of life creation toward a healthy life. Health culture is the total system concerning knowledge, experience, skill, and norms related to health, which has developed with the development of society. It has fundamental function promotes the creation of culture and self-cultivation of living man, whereas, it contributes to the realization of health based on individuality, in conjunction with the co- oporation of medical and health sciences. The contemporary representation of health culture includes new health care activities such as self-care, a self- help movement, and health volunteer activities. It means the basic shift of the function of health culture is from that of life style to life movement. Nowadays, the role of hygiene in the total health care system is seriously considered. The goal, objects, and methods of hygiene should be re-evaluated under the concept of 'health culture', in order to re-define hygiene as the science for people living in a society., Japanese Society for Hygiene
日本衛生学雑誌, 1998年
養生思想の展開とその公衆衛生的機能
瀧澤利行
日本公衆衛生雑誌, 1997年12月, ［査読有り］
戦後日本における大衆健康雑誌の展開と構造 ─現代日本における健康文化の一側面─
日本保健医療行動科学会年報, 1996年06月, ［査読有り］
ボランティア活動等の社会的評価に関する基礎的研究 ─大学入試における優遇措置を中心に─
日本の地域福祉, 1994年03月, ［査読有り］
健康文化としての養生論
明治生命厚生事業団「健康文化」懸賞論文集, 1994年, ［査読有り］
大日本私立衛生会の民族衛生観瀧澤 利行, The aim of this article is to study the development of the health and the ethnic perspective of the Japan Association of Hygiene. From the middle of the Meiji period, public hygiene promotion activities directed at the general public were assumed by the Japan Association of Hygiene which was established in 1883. The key officers of this Association, which was supported by the government, were composed of staff from the Hygiene Bureauof the Ministry of Home Affairs, professors of the Faculty of Medicine of the University of Tokyo, and key members of Army and Navy medical staff. The Association carried out a variety of activities, including a general meeting once a year and regular meetings once a month where various kinds of lectures were given on matters relating to health and hygiene. Regional association were also organized in prefectures and regional cities, and hospitals and theatres were used for meeting places for presenting slide shows and for organizing hygiene discussion groups. These activities, aimed at promoting awareness of health and hygiene among the people in the Meiji era, were something completely unique. Fundamented to the thinking in the association were two factors; westernization of lifeand the preservation of traditional customs in daily life. The latter became the basis for the concept of ethnic hygiene in Japan., The Japanese Society of Health and Human Ecology
民族衛生, 1991年09月,
［査読有り］ 豪雪過疎地域における住民の保健関連行動（特に民間療法に関する）とその背景渡邉正樹,瀧澤利行,田邉信太郎,東郷正美, This study explores health-related behavior and its sochial-psychological background of the inhabitants in Oshima-mura, a typical sparsely depopulated area, Higashi-kubiki County, Niigata Prefecture. After having interviewed several households about healthrelated behavior in general, we conducted a questionnaire survey of the heads of 140 households examining statistically the relationship between health-related behavior and its social-psychological background. The results are summarized as follows: 1) Users of unorthodox medicine are not limited to elderly people. A significant difference in the rate of utilizing unorthodox medicine is not found between people of 65 years or more and the others. And the older people are, the more they use preventive measures to maintain health. 2) Anxiety about the insufficiency of the medical care concerned is independent of that about their own health. Preventive health behavior is associated with the former, but not with the latter. And the more they are anxious about their own health, the more they tend to use unorthodox medicine. 3) Age is associated strongly with some of social-psychological variables and healthrelated behavior. Though it is not associated with anxiety about their own health, the older people are, the less anxious about the medical care concerned they are. 4) From the findings above, unorthodox medicine in the area concerned functions complementarily rather than opposedly to orthodox medicine. 5) We think that an interview and a questionnaire survey in two steps is an effective method studying health and medical care in a local area., The Japanese Society of Health and Human Ecology
民族衛生, 1990年07月,
［査読有り］ 生活指導の総合性と主体性 ─健康教育学の立場から─
生活指導研究, 1988年08月, ［査読有り］
人間形成における健康の指導 ─生活指導と保健指導の概念規定を中心に─
生活指導研究, 1986年08月, ［査読有り］
